自転車(バイク)の話

Last updated on November 11, 2011

 2002年の後半から何を思ったのかバイク(自転車が好きな人はこう呼ぶ)に乗り始めました。自転車という乗り物はエンジンは人間ですからそれなりに面白い乗り物です。皆さんも乗ってみては如何ですか? ただ自転車は道路交通法では軽車両に当たります(前照灯とリアの反射板がないと違反になります)。自転車は車道の左側通行で歩道は走行許可のある場合しか走れませんので注意が必要です。ここでは自分の自転車に関することや自転車関連のことについて書いていきたいと思います。
 自転車に填まるきっかけになったのは中年太りが気になって運動のつもりでコーナンで安いマウンテンバイクルック車(この自転車は一般(普通)道路専用です 悪路・荒地での使用は絶対に止めましょうというシールが貼ってあります)を買って一番安いサイクロコンピュータをつけて走リ始めてからでした。私の場合は東大阪という日本一中小企業が多い(?)場所に住んでいるので、バイクで街を走ると色々な風景を見ることもできて面白いと思ったからです。今、世の中が不景気だというのが如実に分かります。小さな工場が潰れて更地になったり駐車場になったり、関西独特の敷地一杯に建てられて建売住宅が建ったりしてます。バイクは車やモーターサイクルと比較して速度が遅いので、風景が目の前を流れていかないのもいいのです。バイクは街の匂いや音が分かって良いという人もいます。また、昔は高値の花だったバイクの速度や走行距離などが分かるサイクロコンピュータというのが2千円も出せば手に入り簡単に取り付けができます。それをつけて走ると目安が分かるので非常に面白くなりました。GPSを使えば後でどこをどう走ったかも分るようになります。街中を走ってみると色んな発見をしたり運動になるし走ることが楽しくなりました。1年経って私の場合はダイエットの効果があったのは最初だけでした。ある地点から脂肪が筋肉に置き換わって重量が増えますので底をついてから逆に重くなりました。腿の筋肉の太さは高校時代にラクビーをしていた時ほどではないですが太くなってきています。
 そんなでルック車ではなくて本物のバイク(自転車)が欲しくなりました。自分のバイクが欲しいなら普通のマウンテンバイクかロードバイクを買えば良いのかもしれません。けれどもバイクに詳しい皆さんのお勧めのものは私が思っているものより価格帯がちょっと一桁違うようなのです(バイクに乗り続けてくるとこれが当たり前を思うようになりました。どちらの考えが正しいのか・・・どちらの意見も正しいのだと思います)。ランドナーという昔からの自転車独特の世界もあるようですがそれもちょっと違いそうです。それと気楽に電車に乗せて運んで(バイクの世界では輪行という)、別の場所も走ってみたくもなりました。持ち運びが簡単でなるべく自転車を細かく分解しないで運べるものが良いのです。そんなんで候補として20インチの折りたたみ自転車があがりました。でも調べてみると折りたたみ自転車には折りたたむ機構があるために強度の不安がありました。詳しくは折りたたみ自転車の安全性をお読み下さい。乗った感じも硬性感が欠けるというコメントも読んだりする事もありました。部屋に飾るためか車のトランクに乗せるためのための折りたたみで、10kgを超えるものを折りたたんでも担いで持って歩けるわけでもなく(昔、6kg台のラップトップコンピュータを仕事場へ電車で肩から担いで持ち運んだことがあるがそれでもとんでもない重さだった)、台車に乗せたりして運んでいるようです。ミニベロと呼ばれる折りたたまない小径の自転車が欲しくなりました。街を走っていて偶然見つけたお店でショップオリジナルのミニベロに飛びついて買って強度が足らないで苦労をしました。結局、強度不足のため返す羽目になったこともありました。その自転車はクイックリリースで外した前輪を後輪と同軸に取り付けるようにし前部を持ち上げて転がして運べるようになっていました。その点が気に入って買ったのです。20インチで折りたたみでないしっかりしたつくりのメーカー製の自転車を探して、後輪の部分を改造して同軸で前輪がつけられるようにして持ち運びができるようにしたいと考えました(実際には乗せることはできませんでした)。折りたたんで使うこともほとんど無い折りたたみ自転車はたくさんあるのですが、ミニベロはほとんどないのが実情でした(2004年モデルになりミニベロが流行ってきてたくさん車種が出てきたようです)。ショップオリジナルのクロモリ(鉄にクロームモリムデンが加わったものが良いとされている、通称クロモリ)のミニベロもありますが、これも完成車のお値段が一桁違うものがほとんどでした。またショップオリジナルのミニベロは軽くするために強度をぎりぎりまで削ってあるものもあるようで、フロントキャリアを付けて荷物を乗せて走ったりするのや坂道を下るのが少し不安という風にホームページに書いてある人もいました。そんなで一度ショップメイドを買って失敗してることもあってオリジナルの自転車を買うのは止めることにしました。メーカー製の自転車で買ってから改造ができそうだということでサイモト自転車製のカナリー20というミニベロを買いました。買ってからすぐに改造を始めました。自転車をいじりながら乗り始めて脚力がついてきたりしてそれに合わせた改造をしたりしながら乗るようになりました。バイクで走ること自体が楽しくなり遠出もするようになりました。一日に走れる距離が30km、50km、80km、120kmと徐々に伸びていきました。
 改造ミニベロで100kmを越える距離を走り出すとやはりミニベロには限界があるような気がするようになりました。一日150km〜200kmを越える距離を走ることも視野に入れたバイクが欲しくなってきました。そのためには乗っていて疲れないというバイクが必要です。色々と調べてみるとクロモリのフレームが柔らかくて疲れないと定評があります。そんなんで700cのクロモリの軽快車が欲しくなってきました。色々調べた結果、フレームはクロモリの国産品というものを手に入れてホイールから組んで自分のオリジナルの自転車'スポルティフ'を作ることにしました。色々なスポロケットを組み合わせてオリジナルのスポロケットを作ったりして取り付けができないパーツはちょっと改造したりしながら作り上げました。パソコンの初期不良ではありませんが、最初からやってみると出来上がったバイクは想像もしない初期のトラブルに悩まされたりしました。でもホイールから組み上げてオリジナルのバイクを作るいう何にも替えがたい楽しい趣味の世界が広がりました。スピードが出せるようになったのか不注意のため2度も転倒してしまいフォークが歪んでしまいました。そんなで2つ目のスポルティフに乗りました。携帯用GPSの発展もすばらしく20万分の一の地図が載っているものもできました。面玉が飛び出るようなお値段でしたがそのGPSを買ってつけました。これで適当に走って道に迷っても大きな道路は載っていますので家に帰れなくなることはなくなりました。走った後はカシミール3Dを使ってどこをどう走ったのか検討するのも面白いという時期がありました。
 フラットハンドルでの長距離は辛いということがきたのでスポルティフをいじってドロップハンドル仕様にしました。クランクもサンツアーの42/32/20というのを付けるようになってギアの選択の幅が変わりました。そうすることによって距離も200km近く走れるようになりました。ペダルもフラットペダルからビンディングペダルというものに交換しました。そんなで乗り始めた頃から比べれば自転車もだいぶ変わっていきました。ロードと呼ばれる自転車にも乗ってみたくなり、クロモリのフレームのものをオーダーしました。サンツアーのパーツを一杯使ったブルベ仕様のロードを作りました。軽くするためにカイセイの017で作ったつもりでしたがラグの重量がかなりあったので硬性が少し足らない感じのバイクに仕上がってしまった感じがしました。オールドパーツはスポルティフに比べるとブレーキ性能がいまいちでした。思った性能が出てない気がしたので、イタリアンのVICINIのクロモリのフレームを手に入れてDURA ACEのブレーキを手に入れてブルベ用に作りなおしました。脚力もついてきたのでいい気になって無理をしたら35km/hrぐらいで転倒して骨盤骨折をしてしまい4週間弱の入院生活を余儀なくされてしまいました。仕事をもう休むわけにはいかなくなったのでしばらくロードはちょっと乗れなくなりました。そんなんでホノルルセンチュリーラン用にオーダーしたケルビムのミニベロにしばらくは乗ることになりました。
 ケルビムのミニベロはミニベロではなくてコンパクトロードとして使える性能があります。堺ブルベ300kmを走りましたが、700cよりしんどい部分があるのでハブにDURA ACEをおごりました。かなり乗りやすくなり、輪行するのに便利なので京都の北山を攻めたり、篠山に行ったりしています。しばらく乗っていなかったViciniにも再び乗り始めてやはり700cのロードは良いというのを実感しました。走りやすさが違います。今までWレバーのロードには乗ったことがなかったので、使っていなかったあすかのロードフレームを生かして作ってみました。走ってみたら前が軽くなったせいなのか乗っていてとても楽しい自転車になりました。ロードの基本形なのかもしれません。今はバラしてしまってフレーム保存をしています。
 吉野山岳グランフォンドの150kmをVICINIのロードで走ってみましたが後ろを回収車が走ることになり、150kmを130kmにショートカットされて完走扱いになりました。その時の多くの方がカーボンロードでした。そんなで中古のWレバーの台座のあるTREK5500というカーボンフレームをヤフオクで手に入れました。Wレバーのロードのパーツを移して組み立ててみるとクロモリのロードに比べて走りやすさに圧倒的な違いがありました。VICINIで平地で踏み切らなかったスポロケットがが簡単に踏めてスポロケットが足りなくなるというのを始めて経験しました。仲間と鈴鹿6時間エンデューロにこの自転車で出てみました。サーキットを走ってみるのも良かったので長距離ライド用に手ごろの価格のもう一台カーボンフレームを手に入れて組みました。友人からMavicのキシリウムのホイールを借りれたのでパーツの一部をDURA ACE化したりしました。クランクをスーパーコンパクトドライブにして上りに強くしたりしました。鈴鹿8時間エンデューロをこの自転車で走りました。もう少し軽くて上りに強い自転車が欲しくなりSCOTTのCR1のフレームを手に入れて自転車を組むことにしました。
 Scottで40km/hr速度で転倒して今度は腰椎の圧迫骨折をしてしまいました。自転車に乗れなくなるかと思いましたが何とか復帰できていますがちょっと走ると足が痺れてきたりしてます。まあ、乗れるから良しとしないといけないでしょう。乗れる自転車が限られているので動態で残す自転車はロード系は3台にすることにしました。SCOTT CR1はエルゴパワーをRecordにして間にshiftmateを挟んで気分を一新しました。Espressoのフレームが6掛けで売ってたりしたのでパーツを移植してエルゴパワー仕様のTREK5500を作りました。レースに使われていたフレームは違うと実感しました。ケルビムのCR20はRDをDURA ACEにエルゴパワーはRecordにしてみました。イギリスのショップが日本語のサイトを開いていてColnagoのCX1が格安で手に入ることが分かったので注文をしてしまいました。TREK5500のパーツを移植します。Colnago CX1は同じサイトからフルクラムの軽いホイールを手に入れたりして軽量のバイクに仕上げました。TREK5500はWレバーのバイクとして再生しました。
 カーボンバイクに慣れてしまうとクロモリのCherubim CRは重いと感じるようになりました。もう少し軽くて輪行しやすいバイクということでCherubim CRIを作ることにしました。オーダーしてから手に入るまでに半年以上かかりました。CRに比べて息子さんが作ったCRIは乗って軽いバイクに仕上がっているようです。そのままバイクを作るのを止めてしまえば良かったのですがチタンバイクが欲しくなって円高になっていることもあってアメリカから手に入れることにしました。1800ドルで買おうとしてる間に1140ドルで売っているところを見つけました。1800ドルのところをキャンセルするのに時間がかかっている間に1140ドルのXicon-Tiは売れてしまいました。がっくりしてる時にVICINIをカーボンフォークで再生させようかと思いつきました。ミズノのアルペデュエズというコラムもカーボンというフォークの程度の良いものを中古ショップで見つけたので手に入れました。エルゴパワーは数個ケンタウルが余っていました。ブレーキはUltegra SLがあったのでメカはUltegraSLで組み立てることにしました。平地では結構軽いバイクに仕上がったと思います。
 山道を走ってみたくなりスポルティフに太目のタイヤを履かせストレートハンドルにしてハイキングコースを走ってみました。これはこれで楽しいのですがホリゾンタルのフレームは足着きが悪いのが欠点でした。そのためスローピングのMTBのフレームを手に入れてパスハンターを作りました。1回ほど乗りましたがほとんど乗っていない状態です。
 家から仕事場まで5.5kmしかありません。自転車通勤をしてる人をツーキニストと呼ぶようですが私もなれるということで通勤用の自転車を購入しました。昔の仕事仲間がロードなどで自転車通勤をしてることもあって高い自転車を買っても良かったのですが大阪は盗難が多いということで仕事場の駐輪場に置いておける普通の自転車を買いました。カーボンフレームのロードに乗るようになったので通勤用自転車が重たく感じられるようになったり、スポークが折れて振れがでたり、RDが曲がったりして乗りにくいと思うようになりました。フォークが歪んだスポルティフのフレームがあったり、自分で組んだホイールが余ってたり、クランクや泥除けも余ってたりしたのでフォークを入れ替え2台目の通勤用自転車を作りました。タイヤが28cなのと重さが10kgをちょっと越える程度なので非常に乗りやすい自転車になっています。
 最近は軽量化のためにフレームがアルミニウのものが多くなっています。更に高級なのはカーボンとかチタンとかマグネシウム製というのがあるようですが、アルミニウムには力が加わったら鉄のようにしなやかに力を逃がすということはしません。振動がもろに伝わってくるのです。また、カラビナというアルミニウムのパーツが飛行中に折れてパラグライダーの世界でも大問題になったことがあります。アルミニウムは金属疲労が起っても壊れるという前兆を示すことも無く、力が加わっていって降伏点を越すと突然折れるという特性を持っているのでちょっと怖いと思います。鉄の場合は壊れる前に曲がったりとかの変形が起こるので壊れることが予知できます。アルミニウムの場合は強度ももともとの95%ぐらいは保たれていて変形することも無く突然折れるということなのです。鉄系の合金(スチール等)やチタンには、負荷が無限回数与えられても破壊されない負荷レベルが存在します。これは疲れ強さと呼ばれます。アルミニウムやマグネシウムにはこれがないので、つまり、小さな負荷でも何回も加えられればこれらの金属は破壊されることになります。知り合いが古いアルミニウムのロードバイクに乗っていて走行中に破損して落車したのもその事実を裏付けていると思います。またすべてのパーツをアルミニウムにすることはできませんので、色々な金属を組み合わせます。バイクは水に濡れたりします。そうすれば必ず金属間に電位差ができ電流が流れます。小さな傷ができた時にそのところに電流が流れ破壊されやすくなります。パラグライダーのカラビナの飛行中の破損はそのようにして起こった可能性があります。どのような材料のバイクに乗ろうともその製品の持っている特性を十分に理解して乗る必要があると思います。それが事故を防止して安全に乗るための最善の方法だと思います。

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