自転車の怖さを教えてくれたショップオリジナル

Last updated on Feburary 3, 2003

ミニベロ マウンテンバイクルック車に乗って市内を走り回っていて偶然見つけたお店です。大阪市平野区流町の南港通に面してあります。ギネスブックにも載った大型の自転車を作った人のお店です。最近はお年を召されたようでオリジナルの自転車は作ってられないようです。後で分かったことですが作っておいてある自転車は飾っておくために作られた自転車であって、乗って峠を越えるとかは考えて作ってあるわけでないようです。強度とか耐久性とかはまったく考えていないで作っているようなので実際の自転車は購入する場合は十分考えた上で購入された方が安全のためによろしいかと思います。
ミニベロ そこには折りたたみというか前輪を外して後輪のハブに取り付けるようにして転がしていけるショップオリジナルのミニベロ(折りたためない小径のタイヤの自転車をこう呼ぶみたい)があったので重さも計らないで買ってしまった。折りたたみ自転車は折りたたむところの強度の問題があるような気がしているのと、12kgを超えるものを肩からぶる下げて歩けるとはとても思えないので転がしていける方が良いだろうと思いました。スタンドが欲しいというとBMX用のものを取り付けてくれました。取り付けにちょっとクイックリリースのシャフトが短かったようで長いのに替えて付けてくれた。この店のオリジナルの自転車でフォルテシリーズというようです。保険や自転車登録があって数万円の買い物になってしまった。家に帰って体重計で重さを計ったら14.4kgあったので、ちょっとがっくりしてしまった。しかし、1.75のタイヤ(前輪は1.2kgありました)とかギアとか色々なものが少しずつ重く軽量化されていないので仕方が無いのかもしれません。
ミニベロ この写真を撮る前にデジカメを床に落としてしまう不幸がありました(修理費が16800円もかかってしまいました)。おフランス製のリブダイナモとライトがついているのが分かると思います。発電式ライトは今流行でないかもしれませんが電池式は電池が無くなるとパーなのでこちらの方が良いと私は思います。ホイールは20インチで1.75インチのタイヤを履きます。このため車道オンリーではなく歩道を走ることを躊躇しないですみます。ただ20インチのタイヤは振動をもろに拾うのでなるべく滑らかな道を走りたくなります。長距離を走るにはサドルが非常に大事であるということが分かりました。
ミニベロ アヘッドステムは伸ばせるようになってました。アーレンキーで適当な長さで締めて止めるようになっていました。ところがこれが曲者で体重をかけて漕いだ時に回転してしまい車道で倒れそうになり危険な思いをしましたのですぐにお店に持っていき細小の長さのところでネジ止めしてしまいました(断面が丸でなくて角か楕円であれば回ることはなかったが)。ステムは取り外せるようになっていてメインフレームの左側に固定できるようになっています。サドルのシートピラーは2段階に伸びるようになっているので股下86cmの私の足が地面に着かないぐらいまで伸ばせますが固定性が悪いので段差を越すと下がってくるのと一段目の肉厚が薄くて強度が足りずに少し後ろ側にベントしてしまっています。シートクランプをルック車のものに替える事により下がってくるのはある程度は直りました。爪先しないといけないくらいの高さで上げて170mmのクランクが下側で膝が少し曲がっているようにしてもしばらく走ると自然と両足が十分につく高さまで沈んでしまいます(それ以上は下がりませんが)。そういうわけで28.6mmで長さが53cmで肉厚が1.2mmの無メッキのシートピラーを材料屋に注文して作ってもらい交換しましたが座ったらすぐに加工部で折れてしまい元に戻しました。
 最初に付いていた変速機は前3段後ろ6段(12t、15t、18t、22t、26t、30t)の18段ギアでした。しかし、走ってみると前のチェーンクランクが大きいのが44tだったので使えるギアはほとんどありませんでした。リアスポロケットの細小が12tなのですが11tぐらいに交換しないと駄目だと思っていました(シマノは最近小径専用のリアスポロケット9-23tの9速のCapreoを出しましたが)。1週間後に買ったところに持っていってリアのスポロケット数を替えて貰おうとしたのですが旧い6段変速のものにはこれより小さいものがありませんでした。それではということで前のチェーンリングを大きいものに交換することになりました。歯数の大きいのが44tの3段だったのですが52tと42tの2段に変更しました。これで後ろはそのままで上も下も使えるようになったと思います。従って現在は2x6の12段ギアになっています。乗って200kmぐらいに走ってきてもっと間の細かいのがあった方が良いと思うようになっています。タイヤが20インチなのでギアの選択が難しいと思います。後ろを9段変速にしてもマウンテンバイクのギア比では小さい11tは小さすぎで大きい34tは大きすぎて使い切れない感じがすします。ロードバイクにしてしまうと大きいのが25tで大きいのが足りなくなってしまうような気がします。将来的には12t、14t、16t、18t、21t、24t、28tの7段にするのが一番無難のような気がします。
 ブレーキはVブレーキではなくてカンチ式です。おそらくこの自転車が作られたのが大分古いのだと思います。6段ギアであることや買う時に結構ほこりをかぶっていましたから。ただ、今でもランドナーと呼ばれる自転車はカンチブレーキが主流のようです。ブレーキの利き味はマウンテンルック車のVブレーキに比較したらキュッという感じではきいてくれなくていまいちのような感じがします。しかし小径の自転車の場合はVブレーキだと利きすぎて前転の可能性があるということですし、自転車の場合はオートバイと違って前輪のブレーキではなく後輪のブレーキが主体となってかけるのでちょっと違いがあるようです。慣れればそれほど問題ないような気がしますし、たたんで運ぶためにタイヤを外すための必要なブレーキを外すのは簡単です。
折りたたみ自転車 たたむとこんな感じになります(折りたたむのではなく取り外すのはデモンタというみたいです)。これで前ホークあたりを持って前には後ろ2輪が平行になってますので転がしていけるようになります。ボトルホルダーが最初からついています。この写真ではプラスティック製ですがチェーンリングを大きいものにした時に当たってしまうので金属製に替えました。サドルは小ぶりのイタリア製のものが付いていました。1時間以上乗っているとお尻が痛くなってくるのでルック車に付いているの凹みがあるVelo製のサドルに替えたところ非常に具合が良くなりました。どうも会陰部がサドルに当たるのが辛いようで逃げ場所を作ってやると長時間乗ってもしんどくないということが分かりました。というわけで1350円出してルック車と同じようなVelo製のものを買ったつもりでしたが、これは細身であんこが少なく路面の振動をもろに伝えてくるので合いませんでした。で、同じVelo製のPlushというやぐら無しで1280円のものに替えてみました。これは柔らかくて舗装の振動も拾わないし良い感じでした。これで長時間乗っても疲れなくなる?

 というようなことを書いてきたのですが、買って200km弱走った段階で2段のシートピラーが段差を超える時にシートクランプのところを起点にして折れてしまいました。折れる前から構造的に無理が掛かっているのか1段目のシートクランプの辺りでしなりはじめてたのは確かです。どうもこの人の作っている自転車は乗る人のためではなく家に飾っておくお飾りの自転車のようです。走るということを無視した形だけの設計のようなので応力がどのくらい掛かるからどの程度の材料を使うのか、どのような構造にするのかの検討がまったくされていないようです。ハンドル部分も凝った設計をされているのですが、乗り始めて体重を掛けるとすぐにハンドルが回転してしまって固定したことがあります。同じような強度不足が2度もあると強度の不安があり3回目は走行中にハンドル関係が金属疲労して破損して落車、後続車に轢かれるというようなこと起こっては怖いので買った店に引き取ってもらうことにしました。ただ交渉の問答の中であんたの乗り方が悪いから壊れたといわれたのはショックでした。2段に伸びるようになっているのにこれだけ延ばせば折れるわなと云われました。でも伸ばせる範囲内を伸ばしただけなのです。自分の作った自転車が壊れたのは作ったものの責任はなくて乗り手の責任だというように発言する製造主ってなんなんでしょう。

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